Marino Capicchioni
Violin 1937
イタリア
Italian & French Violin Makers - P140 掲載作品
D.オイストラフ ・ F.アーヨ ・ Y.メニューイン などの超一流の演奏家たちに認められ愛された
モダンイタリー コンサート名器 「 マリノ カピッキオーニ 」
マリヌス・カピッキオーニは最初は、建具屋でたる職人として働いた。
19歳でギターを製作した後にフランスに移り、ギター製造工場で働くようになった。
しかし一年後には故郷に戻り、ヴァイオリン製作に打ち込んだ。
1929年以降はリミニで暮らした。カピッキオーニは、裏板は厚く
表板は非常に一様な細かな縞模様があり高いアーチングを持つ。
カピッキオーニは、楽器に年代物のような概観を与えるために
常にスクロールの縁の角をとって丸くした。この効果は、裏板と横板の間で変化する
黄橙色から赤茶色までのニスのわずかな色の相違いにより、さらに強調された。
その優れた音響特性のために、カピッキオーニの楽器はソリストの間で非常に人気がある。
ここに図示されている1937年製のヴァイオリンには、独自性がある。
カピッキオーニの友人のある音楽家が18世紀に由来するヴァイオリンを所有していた。
非常に高い精神的価値のある形見であった。
しかしそれは傷みがひどく、弾くことができなかったために、カピッキオーニはその友人のために
この恐らく他に類のない、細部にわたり忠実に模倣されたこの作品を作り上げたのである。
Jost Thone - Italian & French Violin Makers Vol2 p130 より (この作品についての解説)
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